影武者<普及版> [DVD]

監督 : 黒澤明 
出演 : 仲代達矢  山崎努  萩原健一  大滝秀治  倍賞美津子 
  • 東宝
3.59
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4

『影武者』 黒澤明監督 1980年作品

武田信玄は 遺言として
『われ死すとも、三年は喪を秘し、
領国の備えを固め、ゆめゆめ動くな』といった。
この遺言に基づいて 甲斐武田の物語を描く。

武田信玄/仲代達矢。
この信玄役に 黒澤監督は 最初は 勝新太郎を起用としていた。
ところが、どちらも頑固者。
勝新太郎は 降板して、仲代達矢になった 
という話がある。
もし、勝新太郎がやっていたら、どんなイメージになったのだろう。

冒頭 信玄 信康 影武者 3人の会話で始まる。
その構図が 絵になっている。

逆さ磔にされる盗人 があまりにも信玄に似ているので
つれてこられたということから・・・はじまる

影武者は、
『たかが 5貫10貫 盗んだ 小どろぼう・・・
 国をとるために かぞえきれない人を殺したものに
 悪人呼ばわりされる筋合いはない』という。

信玄は
『何なりと申すがよい。
確かに わしは強欲非道の大悪人じゃ。
実の父を追放し わが子も殺した。
 天下を盗むためにはなにごとも辞さぬ覚悟じゃ。』
 
このシーンが実に印象的である。
信玄だけに 大きな影が 壁に映る。

このころは 信長(隆大介)家康のいる 時代である。
信玄は 京に上ろうとしていたが・・
野田城において 銃撃される・・
(実際は 結核で死んだといわれているが・・・
果たして、信玄は死す事になるが・・。
死して 3年 秘する という遺言が守られることになる。

影武者は 信玄が死んだことをしって、
影武者になることの恐れを抱く。
しかし、影武者になることを決意して
徐々に、信玄らしくなっていく。

甲斐の城に戻り・・・影武者が信玄であるということを
味方も あざむこうというのだ。
最初に 勝頼の息子 竹丸と面談するのであるが・・・

竹丸に 『おやかた様とちがう。』と叫ばれる。

もっと近くで見るように と竹丸が近寄ったとき
影武者は かぶとを竹丸にかぶせる。
竹丸はいう・・・『怖くなくなった』と・・・
一堂 どっと笑う。

側室の女たちとあったときにも・・・
影武者は 見破られそうになるのをみて
機転で乗り切る。

それに対して 勝頼は 不満が大きい。
勝頼が 当主として、確認されないばかりか
影武者に頭を下げなくてはならない・・・ということに
我慢がならないのだった。
3年間は 当主になれないのである・・。

家康は 信玄が死んだかどうかを確かめるために
駿河に攻め入る・・・
甲斐の城では・・・評定が行われていた。
幹部たちは のんびりと意見を言うが
勝頼は討ってたつべきだ という・・・
信玄がどのような裁定をするのかという上申する。

影武者は言う
『動くな。山のごとく動くな。』と・・・
影武者が 信玄になった時でもあった。
信玄と影武者を仲代達矢が演じ分けることができたといえる。 

影武者は 信玄に近づいたという自信の元に
馬に乗るが・・・・

勝頼が・・・あせり 動くことによって
『山が動けば負ける』といわれる。
信長・家康の 鉄砲隊の威力は 格段のパワーがあった。
甲斐武田の終焉を迎える・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史物
感想投稿日 : 2013年11月23日
読了日 : 2013年11月23日
本棚登録日 : 2013年11月23日

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