彼の「我々は知らない、知ることはないであろう。」を長々と解説した書物であるが、正直時代遅れと云わざるをえないであろう。それもそのはず、「力の本生」や「自由意志の期限」などは現在大いに研究されているし、彼の生きた時代はまだ量子力学も研究されていないだろうし、湯川秀樹の中間子理論も発表されていない。まだまだ物理学や素粒子の研究が進んでいないがゆえに、このような結論に至ったのではないか?と考える。そもそもこの時代、宇宙には始まりもなければ終わりもないとする考え方が主流であり、そうであればこうなるであろうと思う。
彼が今の時代に蘇り、ヒッグス粒子がどうとかいう話を見れば、変節するであろうと思われる。
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- 感想投稿日 : 2012年11月12日
- 読了日 : 2012年10月8日
- 本棚登録日 : 2012年10月8日
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