人工知能と経済の未来 (文春新書)

著者 :
制作 : 井上智洋 
  • 文藝春秋 (2016年7月19日発売)
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ところどころ「?」なところがあるものの、極かいつまんでAIの脅威を解説できていると思う。

特に後半のイノヴェーションやBIについては興味深く読んだ。イノベーションは仕事を奪う側面、それに伴う新しい雇用需要を生み出すこともある、ということであった。

しかしすべての仕事をAIが行うようになれば、どうなるであろうか。著者は1割しか社会で働かない社会がそう遠くない将来来るであろうとする。著者はBIというか、負の所得税を算出している。財源的にも問題ないであろうと考える。

資本主義が始まってまだ300年経っていない。延命措置を行いながらも、だましだまし続けている。あともう早くて50年、遅くとも100年以内にAIが経済の屋台骨を支え、BIが配られる世の中になるかもしれない。それはかのシュンペーターが説いた、「安楽死された資本主義社会≒社会主義」へと至るであろう。しかしそれでも、人類は技術革新を続けるであろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年10月13日
読了日 : 2017年9月30日
本棚登録日 : 2017年10月13日

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