銀行員 大失職

著者 :
  • 日本経済新聞出版 (2017年6月2日発売)
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本棚登録 : 112
感想 : 12
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普段こういったビジネス書は買わないのだが、内容に惹かれて買ってみた。
銀行の今おかれている状況を俯瞰することが出来た。
マイナス金利は必ずしも好景気には結びつかず、無借金経営(与信が成り立たなければ金融の介在する余地がなくなる)ばかり、営業もろくにやっていない中、銀行のおかれる位置は微妙だ。一時期「商社不要論」が言われてしまったが、「銀行不要論」も言われてしまう時代が遠くないだろう。バブルの頃の「不良債権」もまだ終わっていないようだ。事実、地銀は統合が進んでいる。案の定、マイナス金利は銀行の死蔵を進め、各種手数料商売に走り出している。そうすると預金者は敬遠しタンス預金に走る、それの打開策を見いだせていない(後半のAI云々の箇所は専門知識がないので、理解は難しかった)。

基本ビジネス書であるので、営業や経営の示唆もあったが、そこは斜め読みであった。各々の人材の営業力やAIの投入でいなくなってしまう人材の示唆が記されていた。

全体として、専門書のようでもあった。あまり普段を手を出さない分野でもあるので、最近の経済系の動向をしるよいきっかけにもなった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年7月27日
読了日 : 2017年7月4日
本棚登録日 : 2017年7月25日

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