基本的には、社会科学的なものの見方、考え方を教授する本である。著者がマルクス経済学者ということもあり、マルクス・エンゲルスが随所に引用されている。しかしそれにとどまらず著者の碩学さが伝わる作品である。ところどころあまり確かでない部分はあるが…
またいままでのマルクス・レーニン主義の批判を皮切りに、いままでの経済発展至上主義、開発主義を批判し、環境と社会科学をどう調和させるかの大胆な試みも感じられる。最終的には社会主義に落ち着くが、いまは著者はどう思っているだろうか?と気になる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年9月9日
- 読了日 : 2017年7月22日
- 本棚登録日 : 2017年7月25日
みんなの感想をみる