竜が最後に帰る場所

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本棚登録 : 925
レビュー : 177
著者 :
制作 : くまおり 純 
大吉さん 小説   読み終わった 

如何にも恒川光太郎らしい作品と、こういうのも書くのだと新たな魅力に気付かされる作品が揃う作品集。
一番らしいのは「夜行の冬」でしょうか。夜の街をガイドさんに引き連れられ歩き、今とは違う自分の住む街へと辿り着く。しかし歩いている時振り向いてみると、そこには何かが。こことは違うどこか、今とは違ういつか、自分とは違う誰か。そういうものが混沌となり迫って来る感覚がいいです。
また「鸚鵡幻想曲」の幻惑的な美しさも息を飲みます。ここで終わりと思ったら、その先に思いもよらぬ世界が待っていました。
世界と世界の狭間を垣間見るような感覚が、恒川光太郎の魅力でしょうね。

レビュー投稿日
2011年11月6日
読了日
2011年11月6日
本棚登録日
2011年10月17日
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