えらいもんに出会ってしまった・・・・!!と思えるぐらい良い意味でインパクト大。映画化無理と言われてた理由がわかったし、映画はこの本のよさの半分も出せてない。
SF文学の最高峰ヒューゴー賞をコミックとして唯一受賞し、タイム誌の長編小説ベスト100にも選ばれた、グラフィック・ノベルの最高傑作。
「日本の漫画は世界一」っていう言葉が、量的な話に聞こえるぐらい、これ傑作。全コマアート。シーン割りとかカメラワークとか色彩とか、これはひとつの芸術だ。
スーパーヒーローとか「はいはい小学生で卒業しました」と思うかもしれないけど、子供向け特撮ものと違って相当人間くさいし政治的風刺を含むので、大人のためのSFです。
1985年、核戦争の危機が目前に迫る東西冷戦下のアメリカで、かつてのヒーローたちが次々と消されていく。
これはヒーロー抹殺計画のはじまりなのか?
真の正義とは、世界の平和とは、人間が存在する意味とは?
第三次世界大戦の危機を肌で感じる時代の中で、正義や平和を求めた「実は普通の人間」たちが、模索します。その末に、たどりついたひとつの結末とは。
Who Watches the Watchmen??
冷戦期の世界への問いかけが、時代を感じさせた。
雰囲気の問題で、英語で読むのが一番だと思うけど、台詞の量が凄くて読破に二日かかりました。漫画読んで疲れたのとか久しぶり。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
心の肥しの漫画たち
- 感想投稿日 : 2009年8月20日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2009年8月20日
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