もしドラにも似たストーリー調のビジネス書
こちら駒沢商会(弱者)とあちらバリューマックス(強者)相互の戦略や心理、駆け引きが面白い
序盤からPDCAのPは計画ではなく仮説
大きな円ではなく螺旋を描く3Dの短いスパンを高速回転させていく…
もうこれだけでも感動的な発見でありここを読んだだけで読む意味があった
他にも論文を先に書いてから実験する『実験は「結論」からはじめろ』など読み応え十分です
この本は「成功体験からの脱却」がテーマになっていますが大企業病やデフレ経済の中での経営…まさに今、日本が直面しているテーマです
そして強者の戦略を用いて撤退することになった東海林社長の最後の一言
『結局、私たちも弱者だった、ということか…』
ここは印象的で苦しんでいる自分の向こう側も実は苦しいんだって気付かされます
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス・金融
- 感想投稿日 : 2012年12月3日
- 読了日 : 2012年12月3日
- 本棚登録日 : 2012年12月3日
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