行動経済学まんが ヘンテコノミクス

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toyosuke1206さん  未設定  読み終わった 

ヘンテコノミクスというタイトルがキャッチ―で、ついついジャケ買いしてしまいました。一話完結の漫画が23編おさめられており、行動経済学を面白おかしく、分かり易く、書き記した一冊。人間ってのは合理的に判断しているようで、ヘンテコな判断をしてしまうイキモノであるってことがよく分かります。行動経済学を学ぶ上での入口の書としてお奨めです。

・アンダーマイニング効果。報酬が動機を阻害する。イチローが国民栄誉賞辞退。

・感応度逓減性。1万円のものが9千円に割引かれてる店があれば、遠くても買いに行くのに、100万円のものが99万8千円で割り引かれてても、遠くまで買いに行かない。後者の方が2千円と節約できる額が大きいのに。分母が大きくなると分子の値に頓着しなくなる。

・フレーミング効果。同じ現象を伝えるのでも、見方を変え、伝え方をかえることで、フレームを変えることで、印象が大きく異なる。手術を受けるときに、失敗が20%あると言われるのと、成功確率80%と言われるのでは、印象が異なる。

・罰金による罪の意識の低減。保育園でお迎えの定時を守らない人がでないように、時間過ぎたら罰金という制度を入れたら、却って定時を超える人が増えた。お金を払うことで、お迎えに遅れることが正当化され、罪の意識が減った。

・メンタルアカウンティング。同じ貨幣価値でも、そこにまつわるストーリーで心理的な価値が代わる。5千円の特急券を1万円で購入。お釣りの5千円を取り忘れるのと、チケットを取り忘れるのでは、どちらの方が精神的ダメージが大きいか。

・アンカリング効果。判断の基準となる値が与えられるとその額を起点として物事を見てしまう。同様の製品が2万円で売られている店と1万5千円で売られていたのが、どちらもセールで1万円で売られてた場合に、前者で購入した方が得した気分になる。

・代表制ヒューリスティック。教授と言うと、何のことわりも入れない場合は、男性を思い浮かべてしまう。

・おとり効果。単品で売り出すのではなく、選択肢を提示することで、その製品自体を買うか買わないか、から、どちらの製品を買うか、に判断するべき事項が代わる。

・親近効果。終わりよければすべてよし。手前の記憶が優先される。高いけど美味しかった!はポジティブなイン上に、美味しかったけど高かった!はネガティブな印象に。

。極端回避性。2000円と1000円のランチだと、1000円のランチがよく出るが、3000円のランチも品揃えすると、2000円のランチが売れるようになる。選択肢が3つそろうと、極端な価格では無く、真ん中の価格に意識が寄り易い。

・保有効果。一度手にしたものは、そのものがもつ価値以上の価値を感じやすくなる。1週間お試し、気に入らなかったら返品OKなども保有効果を狙ったしかけ。

・プライミング効果。事前に与えられた情報により印象が大きく変わる。

・ハロー効果。中村新兵衛の話。表面的な特徴に引っ張られて印象が決まってしまう。

・上昇選好。徐々に数字が良くなっていくとモチベーションが上がり易い。

・目標勾配仮説。ゴールが近づくと人は頑張れる。ゴールが近づいていることをうまく伝える。

・同調行動。集団の判断に自分の判断が引っ張られる。

・認知的不協和の解消。不満な気持ちのバランスを取るために、負け惜しみを言う。

・損失回避の法則。目先の損の方が、心理的インパクトが大きい。

・錯誤相関。因果関係のないこと同士に、関係があると思いこむ。ジンクス。

・無料による選好の逆転。タダが判断を狂わせる。

・プラセボ効果。プラセプラスという偽薬が製品化されている。

レビュー投稿日
2018年2月6日
読了日
2018年2月6日
本棚登録日
2018年2月6日
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