[ 内容 ]
エルサレム問題に端を発するユダヤ人とパレスチナ人のコミュニティをめぐる歴史的対立は、イスラエル建国後、パレスチナ問題からアラブ/イスラエル紛争へと発展し、9.11事件後は、中東イスラーム世界とイスラエル化したアメリカとの対立の構図が鮮明になりつつある。
植民地主義、宗教、民族をめぐる分断線が深い亀裂を刻み、憎悪と対立の連鎖は中東世界に拡大している。
聖書時代から続くパレスチナ/イスラエル紛争が、いまなぜ世界化しているのか?
そこに働く政治的文化的力学をめぐって、中東の地政学を読み解く。
[ 目次 ]
序章 エルサレムを見た日本人作家
第1章 パレスチナ/イスラエル紛争の現場(アル・アクサー・インティファーダ―パレスチナ/イスラエル紛争にとっての九・一一事件;シオニズムにとってのパレスチナ―パレスチナ/イスラエル紛争の誕生;離散の瞬間―パレスチナ人の難民化)
第2章 パレスチナ/イスラエルの相克(パレスチナ解放運動の軌跡―イスラエル建国からオスロ合意まで;ユダヤ民族とイスラエル国民の相克―ショアーの記憶をめぐって;民族と宗教をめぐる自画像のゆらぎ―「アラブ人」と「ユダヤ人」)
第3章 アメリカとパレスチナ/イスラエル(アメリカとイスラエルの「特別な関係」―キリスト教原理主義の立場から;ジハードとパレスチナ解放―イスラーム運動の立場から;パレスチナ暫定自治から独立への道―閉塞状況のパレスチナ/イスラエル和平)
終章 世界化するパレスチナ/イスラエル紛争
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
- 感想投稿日 : 2014年10月18日
- 読了日 : 2013年6月18日
- 本棚登録日 : 2014年10月18日
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