[ 内容 ]
かつて日本人は勤勉だった。
切削油の匂い、坑道にたちこめる炭塵、甲板に照りつける真夏の太陽、闇に浮かぶレールの鈍い光、滴り落ちる汗、酌み交わしたコップ酒…そんな情景に、はたらく若者たちの秘かな吐息が聞こえる。
労働現場にとびこみ寝食を共にして書き上げたノンフィクション作家若き日の労作。
働かない時代の若者たちに捧ぐ。
[ 目次 ]
潮風匂う男たち
長距離便
原生国有林
二一〇キロの下
泥の世界
システム・エンジニア
憂鬱なる鉄鋼王国
ネジ工場
延縄漁船
ジョッキー渡世
猪飼野暮らし
地下労働者
ガス突出
下請組夫の歌
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
岩波現代文庫
- 感想投稿日 : 2014年11月7日
- 読了日 : 2014年11月7日
- 本棚登録日 : 2014年11月7日
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