[ 内容 ]
マルクス=ヘーゲル主義の終焉において、われわれは始めてマルクスを読みうる時代に入った。
マルクスは、まさにヘーゲルのいう「歴史の終焉」のあとの思想家だったからだ。
マルクスの「可能性の中心」を支配的な中心を解体する差異性・外部性に見出す本痛は、今後読まれるべきマルクスを先駆的に提示している。
価値形態論において「まだ思惟されていないもの」を読み思想界に新たな地平を拓いた衝撃の書。
亀井勝一郎賞受賞。
[ 目次 ]
1 マルクスその可能性の中心
2 歴史について―武田泰淳
3 階級について―漱石試論1
4 文学について―漱石試論2
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
講談社学術文庫
- 感想投稿日 : 2014年10月4日
- 読了日 : 2014年10月4日
- 本棚登録日 : 2014年10月4日
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