[ 内容 ]
残り少ない大切ないのちを、最期まで慈しんだ―。
本書は、痴呆症を病んだ老齢の母に、あたう限りの愛情を注いで在宅で看取った、ある女性の11年間に及ぶ感動の記録である。
「介護者有業副介護者なし」という過酷な条件の中で、著者は福祉公社やボランティアの人たちの「社会の手」を借りて、仕事と介護を両立させ続けた。
幼児に還っていく母は、ほんとうにいとおしかった。
母は、生きる勇気と力をくれた。
これは、介護という現実に直面している方々への、あたたかな励ましの書でもある。
[ 目次 ]
自宅で母は自然に逝った
介護者有業副介護者なし
社会の手を借りる
寝たきり痴呆と宣告される
母のひと言に救われる
わが家にいい空気を作った
夢と目標をみんなで共有した
「介護ノート」から
もう入院はしない
点滴は必要なのか
仕事を休んでください
満月の夜
再び口から飲み始める
風邪は恐い
介護保険に思う
二四時間の看護サービスが欲しい
ママが死んでしまう
叔父は社会の手で看取られた
いのちのゴール
ライフ ゴーズ オン
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
集英社新書
- 感想投稿日 : 2014年10月26日
- 読了日 : 2013年10月26日
- 本棚登録日 : 2014年10月26日
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