歌声喫茶「灯」の青春 (集英社新書)

  • 集英社 (2002年11月15日発売)
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[ 内容 ]
旅は一枚の古い写真から始まった。
それは、青春の息吹を発散させながら歌う若い頃の母の姿だった―。
荒廃した戦後日本の社会に、明るい夢を与えた「歌声喫茶」の誕生に大きく寄与した「灯」の創立メンバーのひとりだった丸山里矢。
彼女の一人娘が、母の青春を探す旅に出た。
当時の関係者への取材を続けながら、母の生きた時代、激動の戦後日本のある側面を克明に切り取っていく。
「青春」という言葉がまだ素晴らしい輝きを持っていた頃を描く、これは感動的なノンフィクションである。

[ 目次 ]
プロローグ(旅支度;一枚の写真 ほか)
第1章 旅立ち(母の過去;里矢、嵐のような上京劇 ほか)
第2章 疾走(女性客;「灯」の人気者 ほか)
第3章 光と影(ふたつの危機;ドーナツ ほか)
第4章 ロンド(大金持ちから極貧へ;縁 ほか)
エピローグ(夢の跡地;ネバーエンディングストーリー)

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[ 参考となる書評 ]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 集英社新書
感想投稿日 : 2010年5月9日
読了日 : 2010年6月6日
本棚登録日 : 2010年5月9日

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