太平洋 開かれた海の歴史 (集英社新書)

  • 集英社 (2004年12月17日発売)
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[ 内容 ]
地表の三分の一を占める太平洋は、古代から開かれた海だった。
マゼランをはじめとするヨーロッパの航海者たちよりはるか以前に、東南アジアから小さな舟で渡ってきた人々がつぎつぎと島々に居住し、おそらくは南アメリカにまで達していた。
こうして彼らがつくりあげた南海の楽園に、白人たちが乱入して、掠奪と搾取をくりかえし、また、疫病や酒や銃火器をもたらしたため、太平洋は荒廃した。
本書は、「大航海時代」研究の創始者が、太平洋本来の住民の歴史から説きおこし、西欧列強による探検、植民地化、帝国主義分割、そしてアメリカの核基地化した現在にいたるまでのダイナミックな歴史を、日本人の観点から力強く描きだした、太平洋が主役の画期的な通史である。

[ 目次 ]
プロローグ 開かれた海・太平洋
第1章 太平洋に栄えた文明―オセアニアの先史時代
第2章 太平洋の発明―マゼランとその後継者たち
第3章 マニラのガレオン船―太平洋に向く日本の眼
第4章 姿をあらわした太平洋―キャプテン・クックまで
第5章 捕鯨船員、貿易商人、伝道者
第6章 コプラ、サトウ、鉱石―資本主義時代の太平洋
第7章 太平洋分割
第8章 南洋―ふたたび太平洋へ
第9章 日米対決
エピローグ 太平洋時代のオセアニア

[ 問題提起 ]


[ 結論 ]


[ コメント ]


[ 読了した日 ]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 集英社新書
感想投稿日 : 2014年10月8日
読了日 : 2011年1月19日
本棚登録日 : 2014年10月8日

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