[ 内容 ]
東日本大震災における地震・津波・原発事故という複合災害は、まさに巨大化する現代の災害を具現化した出来事であった。
この大災害に遭遇して日本人の意識・心理も劇的な変化を遂げた。
「私だけは大丈夫」という正常性バイアスにとらわれないこと、政府・マスコミ情報を鵜呑みにせず吟味する自己責任力、企業の危機管理の新しい形が求められているのだ。
自然災害に未知のリスクが加わる現代を生き抜くために求められる行動指針について災害心理学の第一人者が検証する。
[ 目次 ]
第1章 二一世紀型の災害とは何か―原子力災害を経験して(自然災害と原子力災害の違いは何か;原子力災害は非体感型 ほか)
第2章 原子力発電所はなぜ事故を起こしたか(事故につながった東京電力の企業体質;原子力は必要だという揺るぎない前提 ほか)
第3章 災害と情報(危機意識を共有すべし;リスク・コミュニケーション ほか)
第4章 災害を乗り越えるには(マゼランがリスクに対処した方法とは;若者に災害対応の新たな芽はあるか ほか)
第5章 三・一一の先にあるもの(この災害は私たちをどう変えるのか;不安と共存するという生き方 ほか)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
集英社新書
- 感想投稿日 : 2014年10月8日
- 読了日 : 2014年10月8日
- 本棚登録日 : 2014年10月8日
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