[ 内容 ]
小説『ブリキの太鼓』で世界的に知られる、現代ドイツを代表するノーベル文学賞受賞作家ギュンター・グラス。
社会民主主義者であり、政治活動も厭わない「行動する作家」でもあるが、自伝的小説『玉ねぎの皮をむきながら』において、かつてナチスの武装親衛隊員だったことを告白し、全世界に衝撃を与えた。
近年もドイツ社会のタブーともいえるイスラエル批判を行い物議をかもすなど、八〇歳を越えてなお世界を「翻弄」し続けている。
常に「渦中にいる」この大作家の実像を、気鋭のグラス研究者が明らかにする。
[ 目次 ]
第1章 ふるさとを離れることはない(一九二七年から五〇年)
第2章 灰色を愛す(一九五〇年代)
第3章 コラボレートする(一九六〇年代、七〇年代)
第4章 真実はそのつど、語り直される(一九八〇年代)
第5章 喪失は文学の前提である(一九九〇年代)
第6章 想起とは恩寵でもあれば、呪いでもある(二一世紀)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
集英社新書
- 感想投稿日 : 2014年10月4日
- 読了日 : 2011年2月4日
- 本棚登録日 : 2014年10月4日
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