センセイの鞄 (新潮文庫)

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本棚登録 : 1770
レビュー : 212
著者 :
baxさん ワンコイン文庫(新潮文庫)   読み終わった 

【本の内容】
ひとり通いの居酒屋で37歳のツキコさんがたまさか隣りあったご老体は、学生時代の国語の恩師だった。

カウンターでぽつりぽつりと交わす世間話から始まったセンセイとの日々は、露店めぐりやお花見、ときにささいな喧嘩もはさみながら、ゆたかに四季をめぐる。

年齢のはなれた男女の、飄々として、やがて切々と慈しみあう恋情を描き、あらゆる世代をとりこにした谷崎賞受賞の名作。

[ 目次 ]


[ POP ]
この作品は、酒を飲む場面がよくでてくる。

あるときは行き着けの居酒屋だったり、キノコ狩りでの野外だったり、花見の席だったり、あるいは島お民宿だったりするが、それらにに共通して言えるのは、ゆったりとした時の流れが自然体で飾らない登場人物たちによりつくられているということである。

私もその一人だが、こういった酒の飲み方に憧れを抱く人も多いのではないだろうか。

行間を広めにとった本の構成もそれを意識したものではないかと思われ、本作品の味わいをいっそう引き立てている。

もっとこの小説の余韻にひたりたい読者は、著者のエッセイ本「ゆっくりさよならをとなえる」もあわせて読んでみられるとよいだろう。

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

レビュー投稿日
2014年10月4日
読了日
2014年10月4日
本棚登録日
2014年10月4日
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