[ 内容 ]
貨幣の誕生以来、人の歴史は「金貸しと借金」にずっと振り回されてきた。
日本最古の銭で賭博にはまった天武天皇、政府自らが金貸しをしていた律令時代、貨幣が行き届いて徳政令に揺れた鎌倉期、大名から百姓まで借金で縛り太平の世を築いた江戸幕府、明治の文明開化も高利貸しのおかげ…。
いつの世でも疎まれながら、しかし決してなくなることのない存在、「金貸し」。
全く異質な観点から日本史を読み直す。
[ 目次 ]
第1章 律令期―国家の「米貸し」から寺院の「銭貸し」へ
第2章 鎌倉・室町期―銀行のはしり「合銭」
第3章 江戸前期―太平の世に両替屋誕生
第4章 江戸後期―高利貸し百花繚乱の時代
第5章 幕末―西洋における金貸しのルール
第6章 明治以降―文明開化はしたものの金詰まり
第7章 金貸しはなぜ嫌われるのか
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読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新潮新書
- 感想投稿日 : 2011年5月23日
- 読了日 : 2011年5月23日
- 本棚登録日 : 2011年5月23日
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