小林多喜二名作集「近代日本の貧困」 (祥伝社新書122)

著者 :
  • 祥伝社 (2008年7月25日発売)
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[ 内容 ]
日本中で『蟹工船』が読まれているという光景を、いったい何人の人が予想しただろうか。
小林多喜二の描いた世界なんて、すでに遠い昔話だと、誰もが思っていた。
が、現代日本の若い人たちは、リアルを感じながら読んでいるのだという。
本書では、なかなか一般の目にふれることのない小説・評論・戯曲を集めた。
『蟹工船』ではじめて多喜二と出会った人は、ぜひ他の作品にも目を向けてほしい。
どれも濃厚な味と匂いのある作品ばかりである。
登場人物たちが、歪みきった社会との闘いに人生を燃焼させる姿は感動的だ。
そして、この作品が昔話ではなくなってきた日本の行く末に、不安をおぼえる。

[ 目次 ]
失業貨車
残されるもの
銀行の話
オルグ
飴玉闘争
宗教の「急所」は何処にあるか
地区の人々
小説作法
山本巡査

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 祥伝社新書
感想投稿日 : 2011年6月4日
読了日 : 2011年6月4日
本棚登録日 : 2011年6月4日

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