[ 内容 ]
ひきこもりやフリーター、ニートなど、自分の生き方が定まらず、あてどなく漂う若者が増えている。
こうした若者の「難民」化は、本人にとっても社会にとっても決して望ましいことではない。
だからといって彼ら/彼女らを非難しても意味はない。
いま本当に必要なのは、若者を絶望させないための仕組みを構築することである。
教育、法、労働という三つの側面からそのためのプログラムを構想する本書は、若者自身のよき生とよき社会を実現するための必読の書である。
[ 目次 ]
第1章 日本の若者問題とは何か(大人とは何か 大人は死を内在化している ほか)
第2章 「教育システム」はこう変えよ(「教育システム」構想のための五大原則 義務教育機能を限定せよ ほか)
第3章 「法的な通過儀礼」を設定せよ(法的な「大人化」の時期とは? 「法的な通過儀礼」の第一段階 ほか)
第4章 就労体験で間延びした日常を立て直せ(つねに労働は社会性を帯びる 労働経験を「学校教育」とは別に味わわせる ほか)
第5章 「上昇システム」への依存を断ち切れ(「学問の要は活用にあり」を復活させよ 構想実現にとっての克服課題)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
- 感想投稿日 : 2010年5月26日
- 読了日 : 2007年12月16日
- 本棚登録日 : 2010年5月26日
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