持続可能な福祉社会: 「もうひとつの日本」の構想 (ちくま新書 606)

著者 :
  • 筑摩書房 (2006年7月5日発売)
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感想 : 21
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[ 内容 ]
かつての日本社会には、終身雇用の会社と強固で安定した家族という「見えない社会保障」があり、それは限りない経済成長と不可分のものだった。
経済成長という前提が崩れ、「定常型社会」となりつつある今、再分配のシステムである「福祉」を根底から考え直す必要がある。
本書は、「人生前半の社会保障」という新たなコンセプトとともに社会保障・教育改革の具体的道筋を示し、環境制約との調和、コミュニティの再生を含みこんだ、「持続可能な福祉社会」像をトータルかつ大胆に提示する。
誰もが共通のスタートラインに立つにはどんな制度が必要か。
個人の生活保障や分配の公正が実現され環境制約とも両立する、持続可能な福祉社会を具体的に構想する。

[ 目次 ]
プロローグ 「人生前半の社会保障」とは
第1章 ライフサイクル論
第2章 社会保障論/雇用論
第3章 教育論/「若者基礎年金」論
第4章 福祉国家論/再分配論
第5章 定常型社会論/資本主義論
第6章 環境論/総合政策論
第7章 コミュニティ論
エピローグ グローバル定常型社会へ

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ちくま新書
感想投稿日 : 2010年8月20日
読了日 : 2009年3月15日
本棚登録日 : 2010年8月20日

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