世界を変えた発明と特許 (ちくま新書 898)

著者 :
  • 筑摩書房 (2011年4月7日発売)
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[ 内容 ]
発明家はただ発明をすればよいのではない。
いかに特許を申請するかが勝負なのだ。
世界を変えた大発明の裏には、特許をめぐる発明家同士の激しい攻防があった。
ワットは蒸気機関で強すぎる特許を取得したため同業者から執拗に抗議され、ライト兄弟は自分たちの飛行機の基本特許が盗まれたとして泥沼の訴訟を繰り広げた。
特許制度は、いかに彼らの利害を調整し、審査や訴訟の仕組みを整備してきたのか。
その歴史的経緯を解説しつつ、発明家たちの特許をめぐる苦闘の足跡をたどる。

[ 目次 ]
第1章 ワットの功罪―強すぎた蒸気機関特許
第2章 エジソンの栄光と挫折―電力システムの発想
第3章 ライト兄弟vs.カーティス―飛行機に基本特許はあるのか
第4章 マルコーニの世界戦略―無線と国家安全保障
第5章 天才ショックレーの衝撃―トランジスタ発明の栄誉は誰に?
第6章 キルビーvs.ノイス―日本企業を苦しめた半導体特許
第7章 豊田佐吉・喜一郎の特許戦略―自動織機から自動車産業へ
第8章 レントゲンはなぜ特許を取らなかったか―特許にならなかった大発明
エピローグ 強い特許を取るための戦略とは?

[ 問題提起 ]


[ 結論 ]


[ コメント ]


[ 読了した日 ]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ちくま新書
感想投稿日 : 2014年11月1日
読了日 : 2012年1月9日
本棚登録日 : 2014年11月1日

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