チェーホフ 短篇と手紙 (大人の本棚)

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レビュー : 5
baxさん 大人の本棚   読み終わった 

[ 内容 ]
そのメッセージを正しく受けとめたとき、甘美な感傷は消えるであろう。
チェーホフは甘くはなく、苦いのである。
選り抜きの作品と肉声が、作家の真実を伝える。
「チェーホフを知っていますか」と問われた人はたいてい「もちろん知ってますよ」と、まるで侮辱されでもしたような口調で答える。
「小説は?」
「小説? あまり読んだことありませんね」
チェーホフ自身はみずからを短篇小説家と思い、そう自負していたにもかかわらず、読者は戯曲の方へ引き返す。
なぜか?
その問いにいくらかでも答えようとして、本書は編まれた。
自分のうちの「奴隷の血」をしぼり出せ。
自由な人間たれ。
それがチェーホフのもっとも重要なメッセージであった。
チェーホフは甘くはなく、苦いのである。
短篇作家である編者ならではの選択による「浮気な女」「ロスチャイルドのバイオリン」など10作に、チェーホフの本質を明かす手紙の抜粋を添えた一冊選集。

[ 目次 ]


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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

レビュー投稿日
2010年6月13日
読了日
2010年6月13日
本棚登録日
2010年6月13日
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