[ 内容 ]
ロックを成立させ、ロックであることを決定づける価値観の体系―支配圏・中央圏を否定する“アウトサイド”指標、純粋芸術に挑戦しつづける“アート”指標、ポピュラリティを獲得していく“エンターテイメント”指標―この三指標は、時代的背景である対抗文化との相互依存関係のなかで生み出され、相互に絡み合いながら継承されてきた。
それは、演奏者が自己をロック・ミュージシャンと強烈に自負するとき、聴衆がロックを受容すると意識するとき、「ロックとして卓越した存在になること」を証明する原理なのである。
三指標が文化的正統性をめぐって牽引しあいながら築くトライアングル=ロック“場” に入り込み、ロックに仮託された超越・反抗・逸脱の感覚と心性の社会的構造を検証する。
[ 目次 ]
第1章 ロックミュージック文化の三つの指標
第2章 ロック“場”の理論
第3章 ロック“場”の展開
第4章 日本のロック―六〇年代
第5章 日本のロック―七〇年代
第6章 日本のロック―八〇年代
終章 日本のロック―九〇年代
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カテゴリ:
青弓社ライブラリー
- 感想投稿日 : 2010年6月17日
- 読了日 : 2010年6月17日
- 本棚登録日 : 2010年6月17日
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