寺田寅彦 わが師の追想 (講談社学術文庫)

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レビュー : 5
著者 :
トリコさん 教養(その他)   読み終わった 

日本の物理学者であり、夏目漱石の薫陶を受けた文筆家でもあった、寺田寅彦の追想記。
著者は、中谷宇吉郎。雪の結晶に関する研究では世界的に知られた物理学者であり、寺田寅彦の教え子にあたる方らしい。

22歳年上の師匠を、筆者中谷は、生き生きと温かく描写している。直弟子の脳裏に焼き付けられた寺田寅彦像は、鮮明に精彩を放ちながら現在の我々に強い印象を与える。
寺田寅彦の時々飛ばす機智に富んだジョークやブラックユーモア、教養深い箴言警句の数々、科学や文芸への哲学観、すべて面白く、興味深く、読み手をニヤリとさせるものがあった。

同じ研究室で共に働く研究員たちとの思いで噺も興味深かった。
夏場は真っ裸に白衣だけひっかけて、水素の研究をやってたとか、想像するだけで面白すぎるw寺田先生の御念願 “線香花火の研究“ では、大の大人が寄り集まって、真面目腐って線香花火の燃焼(スパーク)を見つめて議論する様子を想像すると、これも笑えた。w
傍から見たら、遊んでるようにしか見えないよね。。しかも裸に白衣で。変質者ですやん!

レビュー投稿日
2017年9月7日
読了日
-
本棚登録日
2016年3月28日
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