エターナル・フレイム (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

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本棚登録 : 95
レビュー : 10
tsin45さん  未設定  読み終わった 

グレッグ・イーガンの〈直交〉三部作の第二巻『エターナル・フレイム』を読み終わった…。なんという余韻…。これはある宇宙の物理学史であるとともに、性別とは何であるか(何であると考えたらいいか)を問いかけてくるな。すごイーガンの極地だと思うんだけど、これでまだ完結してないのである!

この〈直交〉宇宙における主人公たちである人類は、女は出産時四つの子供に分裂して死ぬという世界なので、宇宙船〈孤絶〉の中においては四つ子になると人口の増加を招くので「飢餓状態にあれば二つ子出産になるかも」という通説に従い節食している。そんな極限ななかで、いろいろすすむ。

人類はまだ、空間と時間が交換可能な宇宙についてほとんど知らず、とはいえ近くを通る反物質「直交物質」の性質を知るために科学に邁進する…。一方で、政治的な事情や世論にものごとが阻まれたり、古臭い慣習によって一悶着おこったり、とエピソードには事欠かない。

果ては「女を飢餓状態に置かなくても二児出産させる方法」を模索していた生物学者の研究は、思わぬ方向へと発展しつづけて……???

とにかくヤバいのでみんな読もうな!

レビュー投稿日
2019年12月24日
読了日
2019年12月24日
本棚登録日
2018年10月21日
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