文庫で良かったかなという印象。500円でちょうどよい娯楽だった。 東郷という切れ者な男が不可解な謎を解いていくのを留学生であるリリーの視点で見ていくという作品なのですが、この東郷という男が気に入らない。なんというか作者の理想が色濃く出過ぎていて気持ち悪いのです。そんな完璧な男いるか、そのヒントでそうは繋がらんだろと言いたくなってしまいます。ミステリ読者なので大抵の超展開には慣れていたのですが、これにはちょっと無理があるな…、と。わたしの肌には合いませんでした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年9月12日
- 読了日 : 2011年9月12日
- 本棚登録日 : 2011年9月12日
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