ウィークエンド・イン・ザ・シティ

アーティスト : ブロック・パーティー 
  • コロムビアミュージックエンタテインメント (2007年1月23日発売)
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感想 : 10
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行き先のない快楽主義 凡百の 別次元で表現に向かい合っている 軒並み高評価 リスクを冒してでも飛翔しようともがいた先で手に入れた覚醒の風景である 時には改竄かいざん 試行錯誤の連続 前作の延長線上に位置する無難な進化を目指したわけではなかっただけに 自らのベースとすべき雛型 再誕 ジャックナイフ・リー マルチプレイヤー型のプロデューサー 複雑骨折型の奇妙なリズム 鋭利なブレイクビーツ 肉感的なファンク 緊張と弛緩のコントラスト 俯瞰を要する壮大な全体像 複雑なレイヤーで聞かせるシンフォニックなナンバー 難解で頭でっかち 茫洋とした瞬間は一瞬たりともない 幾層にも重ねる お行儀の良い学生アート・ロック・バンド 赤裸々に曝け出さなくてはならなかった 街の百景 世相 極力写実的に歌われている スノビズムを皮肉った 狂騒に対する糾弾 暴力の強迫観念 より根源的な現代社会の病理 シンクロニシティ 促す 多民族都市であるロンドン 克明に描いた 社会の辺境グループ そんな人間臭さの産物 後々もよくわかる 真のアートっていうのは、自分が抱えるそういう居心地の悪い世界観すら見せていくことなんだから 200612粉川しの

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年2月18日
読了日 : 2018年2月18日
本棚登録日 : 2018年2月18日

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