白と黒のコントラストが絶妙に配置された映像と陰鬱な音楽の美しさが、官能性と背徳性を引き立てている作品でした。
ストーリーでは謎が残った点も多くありました。
でもおそらく、真相が明るみに出されないからこそ、互いをどことなく遠ざけるような関係を築いてきた登場人物たちは皆あれほど鬱々ともがいた苦悩の果てに破滅したのかもしれませんね。
それに、映像に如実に象徴されていた白と黒のコントラストですが、必ずしもその明確さだけでなく、映像もストーリーも心理も、微妙な灰色の明暗を楽しむ余裕も必要ってことなのかな〜、とものすごく変なことを思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2014年8月17日
- 読了日 : 2014年8月17日
- 本棚登録日 : 2014年8月17日
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