12人の小説家が、自分の星座にちなんだ短編を紡いだ小説集。
さすがみんな上手いのだが、読んで温かい気持ちになるものはほとんどなかった。
あと、難解すぎて意味がわからないものも。
読み返すことはないかなー。
「安政元年の牡羊座」橋本治:まさかこの時代で星座とは。さすが橋本治。
「クラシックカー」原田ひ香:三角関係の話。この辺までは、普通の短編集の体。
「星と練乳」石田 千:この中では明るい話。
「二十六夜待ち」佐伯一麦:設定は暗いけど、最後は希望あり。
「サタデードライバー」丹下健太:ダイレクトに星占いの話。
「乙女座の星」姫野カオルコ:わかりにくいが含蓄は深い気がする。
「天秤皿のヘビ」戌井昭人:実際にありそうでやりきれない話。
「いいえ 私は」荻野アンナ:そういえば著者は作中人物と同じ病気にかかったことがあるんじゃなかったっけ。
「夏に出会う女」宮沢章夫:狂気。
「山羊経」町田 康:全くわからんかった。難しすぎる「夢十夜」みたいな感じ。
「美人は気合い」藤野可織:これも難解。
「透明人間の夢」島田雅彦:オチでそういうことか!と。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年6月8日
- 読了日 : 2021年6月8日
- 本棚登録日 : 2021年2月16日
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