まぼろしの郊外―成熟社会を生きる若者たちの行方 (朝日文庫)

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本棚登録 : 261
レビュー : 23
著者 :
キじばと。さん 社会学・社会思想   読み終わった 

戦後の日本が邁進してきた成長の道は、「バラ色の郊外家族」という夢が人びとに分け持たれてきたことに基づいています。しかし、社会の成熟によってこうした「郊外幻想」は崩壊し、社会の行く末について明確なヴィジョンを抱くことのできない時代に入ったと著者は考えます。本書は、とくにブルセラ女子高生に対して著者がおこなったフィールド・ワークの結果を示しながら、こうした時代を生きていくための方法を模索する試みです。

90年代という時代の刻印が深く記されたエッセイだという印象を受けました。その後、不況の長期化や労働の自由化が進み、また東日本大震災以降は社会の価値観にも変化が生じましたが、本書で論じられているような問題は形を変えて今も受け継がれているようにも感じます。

レビュー投稿日
2014年4月2日
読了日
-
本棚登録日
2014年4月2日
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