B.A.D. 11 繭墨は紅い花を散らす (ファミ通文庫)

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  • エンターブレイン (2013年8月30日発売)
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感想 : 3
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小田桐と繭墨は、未来を見ることのできる眼球の持ち主である御影粒良(みかげ・つぶら)という女性の依頼を受けて、自殺志願者たちが集う孤島の洋館へと出かけることになります。そこでは、夕闇戸羽(ゆうやみ・とわ)という少女の主宰する醜悪な晩餐会が開催されていました。ここに呼び集められた自殺志願者たちは、晩餐会で一人ずつ戸羽の肉を食うことになっていたのです。小田桐は、そんな異常者たちの集う会場を歩き回り、やがて戸羽の本当の狙いと、彼らをこの場所に呼び出した粒良の目的を知ることになります。

グロい事件が一件落着した後は、一転してコミカルな事件が小田桐たちの身に降りかかります。白雪の従者である水無瀬幸仁が暴走し、筆によって「神」を次々と生み出していくのです。あさとたちをも巻き込んでの大騒動が解決した後は、「紅い女」の意を受けた小鳥が、繭墨たちをおぞましい晩餐会のおこなわれた孤島へと招待し、やがて異界への扉が開かれていきます。そしてそれに伴い、肉体崩壊の危機に直面した綾が、重大な決断を下すことになります。

残すところ2巻となりましたが、この巻の綾のように、ここからサブキャラクターたちが悲劇に見舞われていくことになるのでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少年向けライトノベル
感想投稿日 : 2016年7月8日
読了日 : -
本棚登録日 : 2016年7月8日

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