今回は、ひなたと彼女の妹のかげつちゃんとの姉妹愛がテーマ。
海辺にある真帆の別荘でバスケの特訓をすることになった慧心学園女バス部。ところが出発を控えたある日、ひなたが昴の家にやってきて、一晩泊めてほしいと告げます。彼女は、海に行くことを心配する妹のかげつとケンカをしてしまい、家出してきたとのこと。
ミホ姉も同伴することを知り、ようやくかげつも海に出かけることを納得してくれることになります。一方葵は、自宅でバスケの練習をしている竹中に出会います。葵の話から、ひなたたちが昴と海に出かけたことを知った竹中は、昴がひなたに手を出すのではないかと気が気ではありません。彼は、慧心学園の変態養護教諭・羽多野冬子(はたの・とうこ)を巻き込んで、真帆の別荘にやってきます。しかも、そのとき偶然保健室に立ち寄っていたかげつまで同行することに。
バスケの特訓の様子を見たかげつは、身体の弱いひなたはハードな練習に耐えられないからと、ことあるごとに練習を制限するよう主張します。そんなかげつに対してひなたは、地元で開催される「ちびっこトライアスロン・リレー」に参加して妹に勝ち、自分が練習に耐えられるだけの体力があることを証明しようとします。
ひなたとかげつの姉妹愛という着地点は悪くなかったのですが、そこに至るまでの流れに無駄が多いように感じました。バスケがストーリーの中心でなかったことも、そうした印象を強めているのかもしれません。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2014年8月23日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年8月23日
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