赤城の命を救うためにドナーになることを決意する斉藤ですが、彼女はそんな彼の申し出を一蹴します。さらに、みずからの決意を皆川さんに話したことで、彼女との関係にも決定的な亀裂がもたらされることになります。
その人と添い遂げるという決意もなくみずからの臓器を提供しようという斉藤の言葉は、誰も幸せにすることはありません。著者の狙いがそうした彼の安易なヒューマニズムの無意識が持つ残酷さを描くことにあるというのであれば、続きに期待ができそうなのですが。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
青年コミック
- 感想投稿日 : 2017年7月12日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2017年7月12日
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