「海になみだはいらない」「きみはダックス先生がきらいか」の短編2本と、5つの物語をまとめた連作短編集「ひとりぼっちの動物園」を収録しています。
「海になみだはいらない」は、トクじじいに憧れて漁師になることを夢見る小学4年生の章太と、転校生の少女・町村佳与の物語。
「きみはダックス先生がきらいか」は、冴えないけれども子どもたちのことをいつも一生懸命考えているダックス先生と、彼のクラスのリツコの物語。『兎の眼』の足立先生に代表される、著者の理想とする教師像が描かれています。
「ひとりぼっちの動物園」も、それぞれが置かれている環境の中で一生懸命に生きようとしている子どもたちの姿を描いた、「だれも知らない」「オシメちゃんは六年生」「ベンケイさんの友だち」「ひとりぼっちの動物園」「三ちゃんかえしてんか」の5編から成っています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本の小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2014年10月20日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年10月20日
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