著者が責任編集を務める「現代政治学叢書」シリーズの第1巻で、国家と社会との関係を考察するためのさまざまな視点を紹介しています。
ホッブズやロックにはじまる社会契約説や、リベラリズム、リバタリアニズム、コミュニタリアニズムが鼎立する現代の政治思想についても触れられていますが、基本的には実証的な立場から議論が展開されています。日本や欧米のみならず、中国やアルゼンチン、ポーランドなどのケースを参照しながら政治の諸相を明らかにしており、興味をもって読むことができました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
政治・経済・社会
- 感想投稿日 : 2019年2月12日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2019年2月12日
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