宗教学者の著者が、日本人の宗教的性格についてやさしく語った本です。無常観、霊魂信仰といった伝統的な宗教心についての著者の見方が述べられるほか、臓器移植や宇宙時代の宗教のあり方についての考察が展開されています。
講演に基づいているので、わかりやすいことばで説かれているのが特徴ですが、一つひとつの問題に突っ込んだ議論がなされているわけではない点に、少し不満を感じてしまいました。宗教的な観点に立って書かれた、軽いエッセイといった内容のように思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
宗教
- 感想投稿日 : 2018年3月26日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2018年3月26日
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