大覇星祭の最終日、あらゆる幸運を壊してしまうはずの上条当麻に、イタリアへのペア旅行が当選するという椿事が到来します。彼はインデックスを連れてイタリアに行き、そこでオルソラと合流しますが、そこでローマ正教の攻撃を受け、ローマ正教が誇る『女王艦隊』の内部に紛れ込んでしまうことになります。
艦内でアニェーゼと再会した上条は、彼女の部下のシスターたちを救出するという条件で、外へ脱出するための方法を教えてもらいます。しかしやがて彼は、艦隊を統括する司教ビアージオ=ブゾーニの狙いが、大規模破壊魔術『アドリア海の女王』の照準を解除するためにアニェーゼを利用することだと知ることになります。上条は、建宮斎字ら天草式の部隊と合流し、アニェーゼの救出へ向かいます。
本シリーズは、敵方の人物を動かしている心情をしっかり描き込むという特徴があるのですが、今回の敵役であるビアージオについては、あまり背景情報が見られませんでした。あまり魅力的でないキャラクターだからいっこうにかまわないのですが、そのぶん印象の薄いストーリーになってしまっているような気もします。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2014年7月16日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年7月16日
みんなの感想をみる