兵士は起つ: 自衛隊史上最大の作戦 (新潮文庫)

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本棚登録 : 79
レビュー : 13
著者 :
tsune105さん ノンフィクション   読み終わった 

自衛隊員に地道な取材活動している著者ならではの、自衛隊員が新聞報道されていない個々の活躍を描いたノンフィクション作品。
安易な自衛隊批判の反証材料や大規模震災の描写資料としても価値がある作品。

圧巻なのは、通勤途上の自衛隊員達が津波に罹災しながら、生命の危機にある救助を要する人達へのリミットである72時間を意識し、出せうる限りの救助活動をする描写は、感動させる。

また、福島原発へ決死の冷却作業を冷静沈着な陸上自衛隊員の姿には、日頃の鍛錬や準備の重要性に気づかせてくれる。

この作品を読んで思ったのは、
将来、政治判断ミスで、国益がない国際紛争に巻き込まれ、自衛隊員を殉死させるのは、国家の重大な損失になるだろう。
彼らは、最期の切り札として温存すべきであり、国民として愛すべき公務員であると断言しても言い過ぎではないと思います。

時系列が分かりづらかったぐらいが難点で、何も言うことなしのノンフィクション。
過去に、自衛隊批判した大作家殿って誰?と思わず調べたくなります。

レビュー投稿日
2016年1月8日
読了日
2016年1月8日
本棚登録日
2016年1月8日
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