保守系新聞の著作故に余り期待せずに読んだ所、非常に広い論点ポイントを抑えている。
文章中に、日本人根底にある「坂の上の雲」での文脈への反論・参考図書が豊富に出てくる。
乃木希典の愚将軍扱いへの反論は、コンパクトで解り易い。
学術的にマイナー説の可能性があるのかも知れないが、積極的な明治天皇、好戦的な小村寿太郎、大山巌の妻・捨松、新しい見方については知らなかったので勉強になった。
但し、「坂の上の雲」を未読の人には、余程近現代史を知らないとつまらん本。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2011年1月4日
- 読了日 : 2011年1月8日
- 本棚登録日 : 2011年1月4日
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