昭和天皇の戦後日本 <憲法・安保体制>にいたる道

  • 岩波書店 (2015年7月28日発売)
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内外の共産主義から天皇制を守るために米軍駐留が絶対条件であったので、昭和天皇は沖縄を犠牲にしたと言えるのでしょう。そして日米地位協定、すなわち行政協定は議会を回避でき、事務当局レベルで処理することによって、全土基地化と自由使用を可能にしています。だから、日本は独立国家とは言えないでしょう。安倍政権は日米地位協定の撤廃や抜本的な改正をすることなく”戦後レジーム”からの脱却を声高らかに唱えていますが、全くもってお笑い草としか言いようがありません。茶番の最たるものです。なんなんだろうこの国は。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 近現代史
感想投稿日 : 2015年12月11日
読了日 : 2015年12月9日
本棚登録日 : 2015年11月29日

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