日本文学盛衰史

著者 :
  • 講談社 (2001年5月30日発売)
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本棚登録 : 103
感想 : 13
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あまり内容的には似ていないのだけれど、坪内祐三著『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り』の方が面白かった。いままで誰もが苦しんだ言文一致の小説の創作をめぐる話といっていいのかな。明治と現在の時制が入れ替わり、明治の文士がいきなり現代語で会話するのにはびっくり。高橋氏は「小説にそんな価値があるのか」と疑義を呈しながら、実は自分自身はその小説を創作することから逃れられないと気付いているのです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(国内)
感想投稿日 : 2015年11月24日
読了日 : 2015年11月2日
本棚登録日 : 2015年10月25日

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