沖縄が返還されてから40年、福島第一原発一号機が稼働を始めてから41年という年月が経って、その地でどのようなことが起こってきたのかをこの本を読むまで、ほとんど知らずに生きてきたのであって、それはまさしく多くの日本人(沖縄・福島の人を除く)の姿であるのかも知れない(自己を弁護するつもりではない)。かように、私たちは他の人々の苦しみに無関心であり、また他の人々の犠牲のうえに生活が支えられていることにさえ無自覚に生きているのである。でも、当事者の気持ちになることのなんと困難なことか!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
思想関連
- 感想投稿日 : 2012年12月28日
- 読了日 : 2012年12月28日
- 本棚登録日 : 2012年12月23日
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