現代人の悩みを縄文時代風にアドバイスする本。
著者の独断と偏見で、ガチアドバイスの時もあれば、そんなこともあるさ気にすんな的なゆる〜いアドバイスもある。
本書でも言ってるけど縄文時代って文献も文字すらもなくて、残っているのは遺跡と土器土偶だけ。わからないことが多すぎて、想像の域を超えないけど、私たちとおんなじ人間っていうのはわからないんだなぁと思った。
縄文人だって恋もするし噂話もするしゲイもいるし、のび太みたいな狩りに行っても失敗ばっかりの人もいればスネ夫みたいにズル賢い人、ジャイアンみたいに傲慢な人、しずかちゃんみたいにみんなのマドンナ的な可愛い女の子もいた。
それぞれ個性があったはずなんだよね。
ひとりひとりの人生に物語があったはずだけどリーダー的な人もいないので、とくにひとりをピックアップされるわけでもなく淡々と毎日を生きていた。
代わり映えのない毎日だったけど、平和だったんだなーと思う。
縄文人がせっせと土器や土偶を作って狩猟で生活している同時期、エジプトでは王がいて、平民がいて奴隷がいて、王が死ぬとピラミッドが作られて、当時としては高度な文化が栄えていた。一方中国でも既に文字が生まれ、王朝ができていた。
日本人が割と平和主義なのは縄文時代から来ているのかなと。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年7月18日
- 読了日 : 2020年7月18日
- 本棚登録日 : 2020年7月18日
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