少女七竈と七人の可愛そうな大人

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本棚登録 : 3274
レビュー : 665
著者 :
tsuyudayflowerさん 小説   読み終わった 

「大変遺憾ながら、美しく生まれてしまった」という一文に興味を惹かれつい手に取りました。
辻斬りのように男遊び、という表現はユーモラスで、本来なら「尻軽で娘の子育てすら放棄している最悪の母親」と思われても仕方ない設定なのにあまり憎めないキャラクターになっているのはすごいなと思いました。中盤以降でようやく姿を現し、彼女の女としての悲しみを吐露するように描写をされるとつい感情移入してしまいました。七竈も設定上絶世の美少女ですが独特の語り口や後輩に散々「変人」だと評される中身が面白くてかわいらしい。母娘の確執、たった一人しか親友のいない孤独な美少女、いくらでも重苦しい雰囲気にできそうな物語をちょっとコミカルな文章でさらっと風のように書きあげる筆致であっという間に読めました。

レビュー投稿日
2017年7月7日
読了日
2017年7月7日
本棚登録日
2017年7月7日
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