色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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本棚登録 : 14041
レビュー : 2264
著者 :
tsuzraさん  未設定  読み終わった 

とりとめの無い、個人的感想ですみません。
朝、電車で読み、仕事場に着く。
帰りにまた、電車で読む。
そうやって少しずつ読んでいた5日間が楽しかった。
ふとした合間に多崎つくるのことを思い浮かべ、物語の世界を反芻していた。
つくるが送る日常、つくるの仕事ぶり、つくるが思うこと、学生時代のこと。
ゆっくり味わっていた。
そして、ストーリーは巡礼の旅へ。
面白かった。
久しぶりに訪ねた友人もそれぞれの人生を歩んでいること。
知りたかったことが少しずつ明らかになっていくこと。
当時の思いと、大人になった今わかる思いのせめぎ合いが切なくて、感傷的な気持ちになったけれど、流れた歳月が支えてくれる。生きていくことの意味をおもう。
自分なりに十分満足した小説です。
心が静かになって落ち着いていく幸せを感じました。

ほんとうに文章がきれいで素敵だと思う。
あぁこんな比喩を使うなんてと感動します。
つくるに好感を持ったし、つくるのような人物が出てくる小説を書く村上春樹が好きだ。
あげつらえば、何かしらあるのかもしれないけれど、自分が一人この小説と向かい合っていたその時間を大切に思う。この小説に出会えた喜びが心に刻まれた。

レビュー投稿日
2013年5月18日
読了日
2013年5月18日
本棚登録日
2013年5月18日
6
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