東京夜話 (新潮文庫)

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本棚登録 : 1400
レビュー : 173
t  m  kさん  未設定  読み終わった 

いしいしんじが詰まった作品。
いしいしんじが上手につく嘘と本当を、たっぷり堪能できた。
さっきまで日常にいたのに、気がついたらフィクションの中にいる、みたいな不思議な感覚が味わえる一冊。
なんていうか、境目が滑らか。

個人的には巣鴨のおばあちゃんの話と先生の話がよかった。
おばあさんの群れを「濃密なブラウン運動」と表現したのが笑った。
「人生の入り口と出口において、人間の風貌はユニセックス化するのだ。」も、なるほど。


先生のおでんの話や、「川はそこにある。水は流れていく。そして、すべての水は、合流する。いや、合流する以前から、ひとつの流れとして、すべての流れがある。」
なんだか錬金術みたいだなーと思った。

ぶらんこのりの、指の音もでてきて嬉しい。

でも正直、読むのに時間がかかった。笑


レビュー投稿日
2018年11月17日
読了日
2018年11月17日
本棚登録日
2015年3月21日
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