「作者が想定していた本当の仮面ライダーゴースト」
ってことなんでしょう。無理矢理な箇所はあるが、
おおよその設定には説明をつけましたという印象。
前日譚(ガンマ世界の成立過程の詳細)はともかく、
本編にまつわる設定で描写しきれなかった大部分を
小説やVシネマで説明して済まされてしまったのは、
後出しジャンケン感が強くて非常に残念。
ライダーの本編脚本は、販促の都合などがあるから
根幹の重要設定をきちんと描写することを軸に、
その他の設定は「描けたら描く」程度のスタンスで
尺的に無理だった場合はばっさり削ぎ落としても
本編の軸に大きなブレを感じさせない範囲の前振りに
留める判断が必要なのだな、とつくづく思う。
最近のライダー等の脚本は、やる事が多過ぎて
構成センスがないと本当に大変なんだろうなぁ。
あと、アカリを本気でイゴールとくっつける気なら
(本気でそのルートがアリだと思っているのならば)
私は福田卓郎を絶対に許さない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
著者◇は行
- 感想投稿日 : 2018年1月21日
- 読了日 : 2018年1月21日
- 本棚登録日 : 2017年12月15日
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