あったとさ

  • 文藝春秋 (1993年1月1日発売)
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(2016/3/6読了)
多分初めましての作家さん。あるブログの読書感想を読んで、興味が湧いたので借りてみた。5話収録の短編集。「くしゃみ」以外は古本屋が登場している。。。「くしゃみ」にはでてないよなぁ。。。タイトルよ「あったとさ」は最後に収録されている。時代は、昭和初期? 時代物ではないけれど、現代物のように今ひとつ入り込めず。
忘れていた日本語がたくさん出てきて、自分の語彙のなさを痛感するとともに、日本語の素晴らしさを感じた。

(内容)
通称「枠屋」。新聞の死亡欄から客をみつくろい蔵書を買いしめる、ちょっと怪しい古書商人。訃報に接し哀傷にたえません云々、と遺族あて毛筆でしたためるが、むろん故人との交友なんてありはしない。ある日、北の端れの遺族から蔵書処分の依頼状。招じ入れられた故人の書斎は、なんと、座敷牢ではないか。直木賞受賞第1作。

(目次)
背広
冬至の旅
いちにのさん
お百度
くしゃみ
あったとさ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: た行の作家
感想投稿日 : 2016年3月6日
読了日 : 2016年3月6日
本棚登録日 : 2016年2月11日

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